気力の充実
先ほど午後7時にとうとう雪が南からやって来た。シアトルよりも300km南に位置するオレゴン州ポートランドではすでに3日前から降り始め、街は閉ざされすべてが止まったままだという。書展の延期をポートランド日本庭園から受けた木曜日もここシアトルは低温なれど見事に晴れ渡っていた。キャンセルになってぽっかりと時間が空いてしまった今日、いつものように北へ車を走らせた。天気予報ではシアトルの晴れ間も今日までというものの、現地に到着してもあまりにも良い天気に驚き、寒空の中ではあるが鳥たちも楽しそうに大空を飛び廻っていた。こんな日は思い切りシャッターを切るに限る。重いレンズもなんとやら。レンズを支える左手は激しい筋肉痛になろうとも筆を持つ右手は大丈夫。なぜなら右手人差し指は軽くシャッターボタンを押すだけだから。カメラを最初に作った人が左利きでなくてよかったと思える瞬間。 さて愉快な時間を過ごした後は作品を書くとしよう。かの王鐸もうどんを食べながら大酒を喰らい、腹を満たし、気力を充実させた上で筆を執ったという。政治活動が苦手なだったところも共感するところ甚だ多し、って言ったところか。 5枚目は 海に張り出した木にとまっていた白頭鷲の幼鳥。ここまではこれまいと思ったのか逃げなかった。距離5メートルにてポートレート撮影。斜光にて陰影がつき男らしく撮れました。